グランフォルティス沖縄 わたしたちの「想い。」 グランフォルティス沖縄 わたしたちの「想い。」

沖縄の地で子どもたち育むその覚悟を胸に

いつもグランフォルティス沖縄の活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
2014年のクラブ設立から、私たち「グランフォルティス沖縄」は多くの皆様に支えられ、日々活動することができています。
あらためまして心より感謝申しあげます。
「サッカーを通じて地域コミュニティの核となり、青少年の心身の健全な育成と教育力・競技力の向上を図り、子どもたちを育む、明るく豊かな街づくりに寄与することを使命とする」という私たちの想いは、クラブ設立当初から現在まで、変わることはありません。多分、20年後も同じ想いで、子どもたちと向き合っていることでしょう。
スタッフ一同、常に「どんな場所だったら子どもたちを笑顔にできるか」、「こんなサッカークラブが実際にあったらいいな」を考えながら、そして少しずつ形にしながら、ひとりでも多くの子どもたちに成長できる空間を提供できるよう、チームづくりを続けています。
せっかくの機会ですので、今日はこの場をお借りして、クラブ運営に懸ける私たちの思いをご紹介させていただければと思います。

サッカーを地域の誇りにサッカーを地域の誇りに

健康と人生の楽しみを見つける場所へ

私たちは単にサッカーをするだけの集団ではありません。クラブ理念のひとつに「豊かなスポーツ文化の振興及び沖縄県民の心身の健全な発達への寄与」とあり、これは一部の選手の強化・育成だけではなく、広く一般の人々へスポーツの機会を提供し、交流の拠点となることを期待したものです。
ヨーロッパにおいても歴史を重ねることでスポーツが文化として定着したように、私たちも市民・地域社会と一体となって困難を乗り越え、実績を積み上げていくことでスポーツが生活の中に溶け込み、健康と人生の楽しみを享受できる街が生まれると考えます。
つまり、クラブとは「現象」です。クラブは作るものではありません。現象として「生じる」ものだと思います。
沖縄県民、市民、選手、スタッフ、スポンサー、そして保護者、サポーターの皆さま。全ての人々と歩んでいきたいという想いが我々のクラブ理念には込められています。

子どもたちの先生は試合子どもたちの先生は試合

実践こそが人間を強くする

どうしたらサッカーが上手くなれるのでしょうか。とても哲学的な質問です。
ひとつ言えることは、サッカーが上手くなって試合に出場できるのではなく、試合に出るからサッカーが上手くなるということです。
「上手くなってくると必ず試合に出れるはず。だから練習しよう」ではありません。
選手個々の競技力、普段の取り組み、ヒエラルキー(所属年数・学年)、言動など実際の試合では多くの判断要素が混在し、理想が通用しない場面もあります。しかし、私たちはこの問題に挑戦できる組織でありたいと思っています。
試合はどんなものにも勝ります。試合こそが選手たちの一番の先生であり、学び、苦しみ、悲しみ、喜びの機会が多数存在します。そんな経験を経て子どもたちは成長するのです。トレーニングだけでサッカーは上手くなりません。
選手たちに学びの機会を与えるのは、もちろん、私たちの責務であると考えます。

ボールを蹴る喜びボールを蹴る喜び

サッカーの本質
そう、「ボールを蹴る喜び」

グランフォルティス沖縄には様々な子どもたちが所属しています。前述のようにサッカーが上手くなりたい子、プロになりたい子、友だちが所属しているから自分も参加した子、サッカーは大好き。でも他の習い事も頑張りたいから週1回、頑張ってプレーする子……などなど。
しかし、サッカーといっても色んな側面がある反面、本質は一緒なはずです。
そう、「ボールを蹴る喜び」です。
子どもはボールを蹴る喜びがあるからプレーしているはず。大人は彼らの本質的な欲求を邪魔してはいけません。
子どもたちの判断と決断にどう関わるか。世代問わず言えるのは、決断は“選手にとっての聖域”であり、コーチが触れてはいけない領域です。大人はその事実があるなかで「どうやって判断にアプローチするのか」という部分が腕の見せ所と言えるでしょう。
決断は、子どもたちが行うもの。
私たちは彼らの決断に寄り添っていけるクラブでありたいと思います。

そして何より、ひとり一人に、生涯スポーツとして楽しんでいただきたいと強く思います。人生は長い。育成年代でこのスポーツの面白さ、奥深さはわかりません。
ひとりでも多くの方にご満足いただき、早くサッカーがしたいと思ってもらえるような環境づくりはこれからも続きます。
「グランフォルティス沖縄」スタッフ一同、あなたのお越しをお待ちしております。